現在、急性骨髄性白血病(AML)で骨髄移植(造血幹細胞移植)を受けて1年4ヶ月後になりますが体調も良好でなんとか仕事にも復帰しています。
移植を受ける前までは立派な花粉症でしたから、移植後にこれがなくなった事も事実です。
気になったので、主治医に質問しました。ドナーの方が花粉症でなければあり得るという答えでした。つまり、ドナーのリンパ球が花粉に感作されていなければあり得るとの事でした。
以下、にわか認識にですが、、、
免疫のシステムでは敵と認知された花粉に対してIgE抗体が作られ鼻粘膜などで敵とみなされた花粉とIgE抗体が合体することでヒスタミンなどの刺激物質が分泌されあのいまいましい症状がでるそうです。しかし、寄生虫などの敵があらかじめ存在している場合は花粉に対する物とは異なるIgEが作られ花粉に対するIgEは作られないためあの症状がでないことがあるという情報はすでに有名です。
そんな勇気は当然ないわけですが、原因不明で根本的解決が見出せない免疫疾患にはある種の光明がさしているのかもしれません。
僕の場合、もしドナーさんが花粉症でなかったことが幸いしたとしたらそれはラッキーだったということになり、ドナーの方には命を救って頂いただけでなく花粉症までも治して頂いたということになります。
真実はわかりませんが、ロマンで終わらないことを願いたいと思います。