音楽を購入するにしても、古の時代にラジオ放送等やレコード店の人気ランキングを参考にして購入したことを懐かしく感じます。
レコードの時代はじっくりと店頭でジャケットを見ながらショッピングを楽しみ、あらかじめ雑誌等から情報が入っているとはいえ、思わずデザインに惚れてジャケット買いをしてしまうなんてこともありました。
お店に出かけて吟味する楽しみは今でも残されていますが、都会の大型店まででかけない限り田舎ではもう過去の時代のようなことはできません。
今は、インターネットラジオがその代わりになっているのかなという気がします。
世界のラジオ放送から新たなお気に入り曲を発掘することもできます。
でも、これはマメに時間をかけないとできません。
かつてお店へ出かけた頃も、なんだかんだいって半日位は時間を費やしていましたからそう考えればライフスタイルが違うだけなのかもしれません。
こうして、日々の努力の結果気に入った曲を見つけたら、ネットでCD購入もしくはダウンロード購入になります。
このごろ気に入って活用しているのが以下の超有名な「TuneIn Radio」です。
Windows ストア の Windows 用 TuneIn Radio アプリ
気がついてみれば、生活の中での音楽の楽しみ方が30~40年前と比べ随分に変わったものです。
あの頃は、レコードにスプレーをかけてホコリを除去してから、それこそ正座する感じで聴き入ったものですが、今は車のオーディオで聴いたり、耳にイヤホンつけたりと必ず何かしながら聴いていることが圧倒的に多いので、音楽を聴くという姿勢そのものも全く違います。
従来からのラジオやTVしかなかった時代からみれば世の中に出回っている楽曲数も圧倒的に多く、私たちはそのほんの一部しか聴いていないことになります。
その中から、自分が気に入った曲を発掘するとなると情報を集める努力が必要なことは昔も今も変わりません。
雑誌からは音は聴こえてこないのでイメージが先行しますが、それもロマンがあって悪くないと思います。
ネット配信の場合はサンプルを聴く事ができても一部のみです。
その点、インターネットラジオはランダムに流れてきても全曲聴くことができます。全く知らなかったミュージシャンを調べるきっかけにもなり、気に入ればCD購入に結びつきます。一応それなりの努力した結果であれば満足度は高いものになります。
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佐村河内問題は、もうすでに音楽を楽しむなんて話はどこかにいってしまい、昨日の記者会見も非常に不快な結果でした。
記者会見場もまるで国家の一大事であるかのような異様な雰囲気でしたが、実際にあんなにたくさんの報道関係者があつまるだけの価値あるものではなかったですね。
やはり、その多くは野次馬根性だけです。
騙された人、被害にあった人の事を思うとこの騒動は音楽を冒涜していることに間違いはないようです。
音楽業界もこういう騒動が起こった背景を真摯に反省検証することでしょうが、それ以前にモラルの問題なんでしょうね。