東ノ手から

信州上田市の東側にある神科(かみしな)台地。さらにその東側にある「東ノ手」近辺からのブログです。

景色は美しいが無情な天地

こうして山や雪景色を眺めると美しい景色です。

大雪の被害も全面復旧までまだもう少しかかりそうですが、少しずつ戻ってきているようです。

雪があるのは当たり前の菅平ですら建物の1階が埋もれる程の大雪のため除雪作業が1日遅れてしまったそうです。

菅平でも1晩であれだけ積もったのは驚異的とのことです。

そこには、スキー客も到達できず、旅館はキャンセル続出だったとのことですから、完全にあきらめムードだそうです。

今回の被害は、その実態すらまだ把握できてませんから、先が思いやられます。

 

朝8時の烏帽子岳!けっこう絵になっています。

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 夕方4時半頃!木立越しの蓼科山!これもなかなかいい眺めです。 

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こうやって景色を見ているだけなら美しいのですがね~。

 

次の写真は、北側の我が家裏手の軒下ですが、つららとともに雪の塊が垂れ下がってきたのでつついて落とそうとしてみました。

なんと氷の塊と化していてわずかしか落とせません。

よく見たら、トヨが重みに耐え切れずねじれて半回転して受け口が下を向いてました。

以前も大雪の際、トヨがダメになって火災保険で修理した記憶があります。

甚大な被害に比べればカワイイものですが、ちょっとショックでした。

解けて落ちるまで仕方がないのですが、屋根は随分と重たいもの背負わされているものなんですね。

美しい自然ですが、人間にとっては大変なことであっても天地はひっくり返りません。

あるのは無情な自然の厳しさです。

当たり前のこととはいえ、そんな現実を噛み締めています。

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~☆~☆~☆~

今回の大雪被害で孤立集落が多発しました。

元来雪が少なくて雪対策が弱い地域に加え若者が少ない高齢者集落という構造がさらに被害を拡大したと思います。

ヘリコプターからの映像を見る限り、集落内で除雪作業をしている方があまりにも少ない現実は、高齢化社会の弱点をさらけ出しているようにも感じました。

自衛隊の派遣にあたってもなにやらいろいろあったようですし、もっと凄い災害になったら全く機能しないのではないかと懸念される次第です。

自衛隊だけでも追いつかないとなれば、民間パワーも求められるわけですが、全国で仕事がなくて困っている人達を急募してヘリコプターで孤立集落に降ろして作業してもらうとかなんとか方法はないものかと勝手に思う次第です。

まずは住民パワーに加えて、そのような事を短期決戦で行えるシステムを期待したいのですが、いろんな決まりがあって邪魔をしているなんて事も多々あるのかな?

こういうことの基本はボランティアですが、行政だけでなく企業もお金を出して協力することで一時的に収入を得ることができるだけでも助かる人はたくさんいると思います。(こういう事を書いて、意見ばかりで何もできない自分も恥ずかしいですけど)