東ノ手から

信州上田市の東側にある神科(かみしな)台地。さらにその東側にある「東ノ手」近辺からのブログです。

打ち砕かれたロマン

今日は週刊誌を買いにゆく目的で午前中に散歩しましたので、犬はお留守番です。

今日の注目ニュース!ゴーストライター告白記事を読みたいがための散歩でもあります。

近所のコンビニでもよかったのですが、歩く距離が短いので片道2Kmで往復4KmのY電気の書籍売り場まで行きました。

風も強く凍てつく寒さでしたので、歩いていても鼻水が出てきます。

防寒はバッチリだから大丈夫なんですが、こういうときはリズミカルに歩く事で身体が暖まります。

その途中で凍り付いた水路を撮影!流石に真冬を実感!

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帰りに、リンゴの木にとまる鳥。ちょっと絵になってるかな?これはムクドリかな?

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週刊誌の記事!

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~☆~☆~☆~

今回のニュースは高橋選手にも影響が及ぶなどタイミングも指摘されていますので、元から取っておいたネタを時期をみてセンセーショナルに仕組んだのでは?

などと~考え過ぎだとは思いますが、つい勘ぐってしまいます。

佐村河内守氏については、ネットで話題になった情報を見聞きして「本当にベートーベンのような人で、こんな曲を作る人がいるんだなあ。もの凄く努力してるんだろうな!」という驚きは持っていました。

作品をまともに鑑賞するまではしていなかったので彼の知名度によって知っていた程度ですが、今回の報道はやはりショッキングな出来事です。

本日、記者会見をおこなった新垣隆氏も最初は気楽に引き受けたものの、こんなに有名になるなんて予想していなかったそうですが、佐村河内氏の押しの強さに負けて18年間もゴーストライターをしてしまったとのことです。

最初から共作という形にしておけばもう少し状況は違っていたかと思います。

今日の新垣氏のおどおどした記者会見姿に哀れみも感じましたが、彼はゴーストライターであることに喜びを感じていた時期もあったらしく、ちょっと人が良すぎたようです。

でも「自分は共犯者」という事実は確かですから、新垣氏には何らかの形で裁きが出ることは否めないように思います。

新垣氏の実力が非常に歪んだ形で世間に認められたわけですが、けじめをきちんとつけた後は、正々堂々と音楽で勝負していただきたいと思います。

さて、当の佐村河内氏ですが、まだわからない事が多々あるので今後の情報次第で展開はいろいろ変わるとしてもすでに現時点で多くの人が裏切られています。

多くの人の夢を食いものにして、さらにその夢を砕いたという点で罪は重いでしょうし今後明かされるであろう真相を待ちたいと思います。

今回の件での第一印象はアップルのスティーブ・ジョブスとウォズニアックの関係を連想しましたが、全く次元の違う話であるとその思いはすぐに消えました。

それにしても佐村河内氏を信じて賛美を送っていた人達や、彼にまつわるいろんな企画に携わった人達にとっては残念かつ悔しいことでしょう。

業界に与える影響も大きいことから今後はそういう詐称に関するチェック機構をきちんとしなければならない訳でしょうが、今後対応策としていろんな制約が出てきた場合に育つべき音楽家の芽が摘まれるようなことが起ることも懸念されます。

よほど考え抜いた洗練されたシステムを構築しないといけないのではないかと思います。