今日は曇り。でも寒くない日です。
54日前に投稿した「西ノ手の小川とミステリー水田」で紹介した近所の小川が、今日歩いていたら工事をすることになっていて残念です。
これは54日前の写真で、まさか年明けにここが工事されるとは思ってもいませんでした。
本日の状況でこの辺のほとんどに工事設定がされています。
手前は小さな渡り橋です。
工事担当業者さんにも事情があるでしょうしどういう経緯でこの工事が始まるのかも私にはわかりませんから単に責めるわけにもゆきません。
ただ、散歩時の通行人としてはホットする自然が僅かにでも残されたこの小川を壊してほしくはなかったという思いのみです。
この小川はもともと農業用の用水路なのですが上流も下流もはるか昔に整備されていてこの一角だけが残っている状態でした。
どうしてこの一角だけが残っていたのかもよくわかりません。
残念な事はまだあって、実際に近づいてみるとゴミがかなり散乱していました。
それでもここなら川岸にいろんな生物が生息しているだろうから自然を保護する試みをすればもっといい場所になるだろうなと思っていたところです。
多分、護岸工事で両岸がコンクリートで固められてしまうことでしょう。
話は格段に大きくなりますが、日本のそしてアジアの平和の大問題となっている沖縄の米軍基地が辺野古へ移転する問題では、サンゴが豊富でジュゴンの生息する海が破壊されることに心を痛めている人達がたくさんいます。
その一方では反対運動が激化することで中国の尖閣狙いが有利に働く可能性も示唆されています。
自然を取るのか?国をアジアの平和を守るのか?の選択が迫られています。
こちら片田舎のこのささいな工事には反対運動も起こらなければ、国際紛争も関係ありません。でも、冷え込む土木建築業界の方にとっては生活を維持するために取得した大切な仕事なのだと思います。
こちらも、自然を残すか?生活を取るか?という問題は根底にあるはずですが誰も騒ぎません。
生きるために森林を伐採する。
生きるために獲物を捕獲し絶滅に追いやる。
生きるために環境を破壊する。
さらに
生きるために紛争や戦争をする。
これが我々人類の姿であることも事実です。
なんだかこの先の事を思うと、グローバリズムという波の副作用の中であえがなければならないのかなという不安が拭いきれません。