東ノ手から

信州上田市の東側にある神科(かみしな)台地。さらにその東側にある「東ノ手」近辺からのブログです。

思いでがよみがえる通院日

今朝の冷え込みは厳しかったです。
外の景色が素晴らしいので放射冷却も強烈だったはずです。

 今日は病院への通院日。

受付機で登録を済ませて、いつものコースで2階の中央検査室にて採血です。
今は、3週間〜1ヶ月に1回の通院で経過も良好ですが、血液がんで入院期間も長く、毎朝たっぷりと採血していましたので、これまでの採血量を思うと身体中の血液が入れ替わってしまったかと思うほどです。

写真は今日の中央待合室の様子ですがここは大病院です。
この中央待合室の上に渡り廊下があってそこからの撮影です。

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この渡り廊下にはいつも写真や絵画など各種作品が展示されてますが、出展者は地元の写真クラブや同好会であったり時にプロの方と思われる素晴らしい作品がいつも展示されています。

そんな展示コーナーに今日も目がいったのですが、何やら見慣れた作品が並んでいて、ちょっと懐かしさを感じました。
それもそのはず、自分が入院していた病棟の患者さんや看護師さんの作品がずらりと展示されていたのです。

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そういえば、現実の花見には行けなかったから折り紙で作った看護師さん達の作品のまえで記念撮影したことを思い出しました。

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同室のHさんの素晴らしいマンガチックな絵が何枚も飾られていて彼が自分の作品を毎日廊下に貼り付けていたのを懐かしく思い出しました。

以下その作品の何枚か(まだたくさんあるけどね)写真にとりました。

入院中は楽しませていただきました。

9ヶ月ほど前のことですが、もう何年か経過してしまったような気もします。
その後のHさんはどうされているのかな?

具合が悪いのに毎日コツコツと洞察力のあるユーモアを発信する彼の製作意欲に驚愕していました。作品はたくさんあるのですが、これはほんの一部です。

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 高野辰之さんって凄い方なんですよね。

ここに書いてある「朧月夜」の他に、あのあまりにも有名な「故郷」「春の小川」「紅葉」「春がきた」などの文部省唱歌を作詞した人で、本職は偉大な国語・国文学者だったのです。(私も最近知ったのですが。。。)どれも日本人の心にしみいるいい曲ですよね。

しかも、この高野辰之は信州人ですから中山晋平も有名ですが、長野県の誇りです。

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なんかわかるな~

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でもひこにゃんに似てる。

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優雅です。

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思わず注文したくなる。

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確かに混浴には違いなし!

 入院患者は日常の生活を絶たれていますので、暇な時間の過ごし方はいろいろあると思います。中には素晴らしい創作品を残す方もいるので、今回は病棟の方で溜まった作品を展示しようということになったようです。

自分が入院中に展示されていた作品とまたここで出会えるとは。。。

良いも悪いも思い出がよみがえってきました。