歩くことはいい事で世の中には健康のために歩いている人もたくさんいるはずなんですが果たしてどれくらいの人が歩いているのか?
夕暮れの暗くなった田舎道を一人で歩いていると、そんな事を感じてしまいます。
自分としては健康のために歩くことに目覚めたつもりですが、そもそも白血病で2年間の療養生活を強いられ仕事も休まざるをえなかったことから、散歩が習慣となりました。
もともと激しい運動は禁止でしたから単純に歩くことを考えたとはいえ、発病前は歩くことすらしなかった自分の愚かさに気付かされることにもなりました。
できれば、買い物や景色を見にゆくなど目的を持った歩きの方が有意義であると感じています。
ただ歩く場合でも思考にふけったり外の景色や空気に触れることで気分転換になったりと有意義なことも多いのですが、歩くことそのものに目的のある生活密着型の歩きの方が人間本来の行動であることの素晴らしさを実感できるかなと感じています。
夕暮れの田舎道を一人で歩いていると人の姿はほとんどなく、これが平和な日本でなかったら怖いかなと思うほどです。
時折、車が通りますがほとんどが近隣の住人で、車が来たから避けようと道端に待機しているとこちらに来る前に自宅と思われる場所に入って行くことが多いです。
観察していると、買い物のために、ごみを捨てるために、家族の送り迎えのためにと車が使われているようですが、歩いている自分の目線からはどうみても車でなくてもいいのでは?と思うようなこともあります。
といっても自分もそのように車を活用してはいますので批判をしているわけではなくそのことに気が付くこともなく普通に車を使っている現代人の姿に「何か変だよ」と思えてくるのです。
病気をして歩くことの大切さを頭だけでなく、やっと体で感じることができたからそのように感じるのだと思います。
だからといって一度に何十キロも歩くとかではなく、今日は数キロ先のあの店まで歩いて帰ってくるとかそういう歩き方です。
時間がもったないと思ったらもうこの時点でこういう歩き方はできませんが、大昔の人が日本中を徒歩で行き来していたことを思えば自分の住む地域で往復10キロ程度の歩行はかえって有意義だと思えるのです。
でもこの歩き方は時間のある休日にしかできませんので、普段は自宅近辺の自分で組んだコースを歩くことにしてその日の状況でアップダウンの坂道を入れたりコンビニ経由にしたりといろいろやっています。
足は第二の心臓とも言われていますから血流を良くして体を温め、足腰の筋力アップによるミトコンドリアの活性化をはかることで免疫力向上につながればと思っています。
もっと本格的に歩いているうウォーカーの方々には笑われるレベルですが、マイペースで続けて行きたいと思っています。