東ノ手から

信州上田市の東側にある神科(かみしな)台地。さらにその東側にある「東ノ手」近辺からのブログです。

荒天の日にウイルスが気になる

今朝は少し雨でしたが、山は雪です。下界が雨の時の山の雪はとてもきれいです。今朝の7時頃。

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風がとても強いので飼い犬に「今日は散歩中止だよ」と伝えたら(寝てましたけど)午後からは吹雪いてきました。明日の朝は積もるかもしれません。

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太陽も北風に押され気味で今日はちょっとパワーがありません。

今日は北風さんが勝ちのようです。

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全国でインフルエンザが猛威をふるいはじめ、ノロウイルスによる集団感染のニュースも飛び込んできます。

病気療養中の私にとってはこれらのウイルスは脅威です。

毎日、手洗いとうがいは神経質なくらいにしてます。

手洗いの後はペーパータオルで手を拭き、うがいは使い捨て紙コップを使っています。

基本は「洗い流す!」「拭き取る!」「タオルやコップは使い捨て!」です。

部屋の中もこまめに拭き取り埃などが舞い上がらないよう注意してます。

特にこれからの時期は少し大げさなくらいに対応しようと思っています。

 

ウイルスというこのやっかいな病原体は、細菌と同じように私達の周囲に山ほど存在しています。

そこで、我々にとって高い病原性があるか、さらに感染力が強くないかということもあって、この時期の代表格のインフルエンザとノロが周知のごとく注目されています。

 

今日の読売新聞にウイルスに関する興味ある記事が紙面の端に掲載されていたのですが、興味が沸きました。

題名は~生物とウイルスの「共進化」~でした。

生物の全遺伝情報であるゲノム情報の中にもともとはウイルスであった情報が含まれて、生物は環境に適応するためにウイルスの遺伝情報を利用してきたというのです。

それを内在性ウイルスというのだそうですが、ゲノムの中で生命活動を支えるタンパク質ですら全体の1.5%しか存在しないのに内在性ウイルスは8%も占めていて相当な部分で各種ウイルスからの感染を防ぐ仕組みを持っているそうです。

これは、京都大学ウイルス研究所の朝長啓造教授の研究ですがこういうことを利用してウイルス感染症の治療やワクチン開発につなげてゆくのだそうです。

 

本当はメチャクチャ難しい話なのでしょうが、未来の予防医療のあり方としてロマンある話ですので、今後の研究成果に期待したいと思います。

 

しかし、現実に戻れば、手洗い、うがい、洗浄、拭き取る、感染者になったら一定期間人と接しない、というのが一番の対策です。

インフルエンザはワクチンを打つ事も有効(合わない人はやめた方がいい)ですから、皆ができることをきちんとやればいい事になります。

それでも、人が集まるところから集団感染が始まってしまうから、これはある程度仕方がないかな!

幼稚園の先生や学校の先生なんかそういう意味で本当に大変だと思います。

 

そういえば、私が小学生の頃は現在ほど知識がなかったから、学校で流行性感冒が流行れば、必ずといっていいほど感染してお休みしていました。(学校休むと教育テレビの人形劇番組をみることができてうれしかったな)

当時、今のような知識があればもう少し予防できたんだろうなと思いますがね。

 

でもそうやって長〜い期間に渡り人類が感染を繰り返してきたため我々のゲノムにウイルス情報が入り込むことで進化してきたことを思うと、自分がこれまでインフルエンザにかかった経験は人類の進化に貢献していたことになるのではないかと思えるので、そう思うと悪い気はしないものです。

 

だからといって、今感染することは当然のことながら「ダメ!ダメ!」ですがね。