東ノ手から

信州上田市の東側にある神科(かみしな)台地。さらにその東側にある「東ノ手」近辺からのブログです。

タミフルに思う

いろいろ考えてみましたが、タイトル名にそぐわない日記になってもいけないので、
心の感じるまま「なに書こう?」としました。
あまりにも幼稚ですがとりあえず自分のユーザー名が日記タイトルよりはましかと
・・・・・

さて、今日はタミフルについて!
問題となっているタミフルの副作用によるものではないか?といわれる異常行動は、
まだ本当にそうであるのかわかりません。
海外はどうなのでしょうか?
日本のシェアは世界の7割だそうですから、日本国内での使用頻度が高いというこ
とも原因のひとつではないかと思います。
もともとタミフルの使用目的は、発症後48時間以内に服用することにより、罹病期
間の短縮、ハイリスク患者への抗菌薬の必要な合併症を減少させることにあります。
今恐れられている新型出現の条件として従来型インフルエンザと高病原性鳥インフ
ルエンザが人体でミックスした場合が最も危険とされています。
手洗い、うがい、外出は避けるなどが基本的予防対策となりますが、従来型に対す
る適時なワクチンの応用もかなり有効とされています。要するに従来型と鳥型が共
存しなければ危険は相当回避されると言われています。

厚生労働省の対応が遅いのかどうか?確かに昨日の報道ではここまで犠牲者が出て
いるとあれば、結果論としては遅かったといえますが、このあたりの解釈はなかな
か難しいような気がします。
その他メーカー側との金銭的な情報もあって、むしろこちらの方が本題を差し置い
て発展してしまうのではないかと危惧しています。

その、一方で新型インフルエンザの発生とパンデミックに備えてタミフルを備蓄す
るということが国家的に行われてきたにも関わらず、もうすでにタミフルをかなり
使用している現在、新型インフルエンザが出現した場合、タミフルを正しく使った
として本当に効くのであるかという大きな疑問があります。
新型といっても従来型が大変異をしてきた場合は、非常に大きな病原性をもつと言
われていますので、タミフル耐性型であったとしたら、人類はその脅威にほぼ無力
ということになるかもしれません。

このようなことを考えますと、いずれにしても、従来から考えられて実践されてき
た手洗い、うがい等の予防法がいかに大切であるかということを痛感します。